2010 Fiscal Year Annual Research Report
ファミリーセンタードケアに基づいた新生児終末期ケアのための教育プログラムの開発
Project/Area Number |
22390430
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
横尾 京子 広島大学, 大学院・保健学研究科, 教授 (80230639)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤本 紗央里 広島大学, 大学院・保健学研究科, 講師 (90372698)
村上 真理 広島大学, 大学院・保健学研究科, 助教 (10363053)
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Keywords | 終末期ケア / 新生児 / ファミリーセンタードケア / 教育プログラム / NICU / 臨床倫理 |
Research Abstract |
本研究の目的は、ファミリーセンタードケアに基づいた新生児終末期ケアのための教育プログラムを開発することである。 平成22年度は、終末期ケアの現状や教育ニーズを明らかにするために、構成型質問紙(一部自由記載)を作成し、NICU看護師を対象に、郵送法による質問紙調査を実施することであった。 そこで、文献検討により構成型質問紙(一部自由記載)を作成した。わが国では、新生児の終末期ケアが一般化されていないため、終末期を「生命維持治療の効果が医学的に期待できず、その治療の開始/継続することが苦痛しか与えないと判断され、かつ、その治療をしなければ死に至ることが十分に予測されると判断される状態にある時期」と定義した。また、ファミリーセンタードケアがファミリーケアと誤解されるのを避けるために、一般的な定義を示した。質問内容と数は回答者の背景(12問)、ファミリーセンタードケアの実践(16問)、死に対する考え方(10問)、新生児終末期ケアの実践(20問)、新生児終末期ケアの問題と課題(2問)とした。 対象は、NICU看護により関心が深いと考えられる日本新生児看護学会会員で、臨床に携わっている会員(712名)とし、調査・分析中である。 平成23年度は、文献検討・質問紙調査結果を基に、教育プログラムと教育資料、評価表を作成し、次年度実施のための企画を行う。また、質問紙調査結果は第21回日本新生児看護学会学術集会に応募する。
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