2012 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル化時代における南北アメリカの国家・市民社会・社会運動
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22401009
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
鈴木 茂 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (10162950)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
禪野 美帆 関西学院大学, 商学部, 准教授 (20365480)
受田 宏之 東京外国語大学, その他部局等, 准教授 (20466816)
青木 利夫 広島大学, 総合科学研究科, 准教授 (40304365)
中條 献 桜美林大学, 公私立大学の部局等, 教授 (50227336)
後藤 雄介 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (60296374)
石橋 純 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (70323318)
新木 秀和 神奈川大学, 外国語学部, 准教授 (80276039)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 社会運動 / 市民権 / 多文化主義 / アフリカ系人 / 先住民 / 社会的包摂 / 政治参加 / 社会的排除 |
Research Abstract |
本研究は、先住民とアフリカ系人の市民権拡大をめぐる運動と政策の調査・分析を通して、現代ラテンアメリカにおける国家と市民社会の関係、およびその変容を明らかにすることをめざした。最終年度にあたった平成24年度には、1、メキシコ、ベネズエラ、ブラジルにおけ補足的な現地調査、2、先住民を中心としたエスニック・マイノリティの社会運動と国家との関係に関するメキシコとアンデス諸国との比較研究、3、メキシコにおける国際セミナー、国内における研究会の開催、の3点に重点的に取り組んだ。 このうち、2013年9月6日にメキシコ・トルーカ市において開催した国際セミナー「市民権と社会運動:包摂を求めて」は、協力を仰いだメトロポリターナ自治大学所属の教員・研究者をはじめとして、メキシコ側から9名、本プロジェクトの研究分担者・研究協力者3名の報告(ほか、2名の討論者)を立て、メキシコと中米におけるエスニック・マイノリティーの社会運動と社会的包摂の現状、エスニシティとジェンダーから見た都市におけるメキシコの社会的包摂をめぐるせめぎ合い、農村における開発と社会的包摂の関係について活発な議論をすることができた。そこでは、従来、社会経済格差是正策として普遍主義的な手段が重視されてきたとされてきたメキシコにおいても、先住民を中心に、これまでほとんど注目されてこなかったアフリカ系人の社会運動の活性化やネットーワーク形成が進展しているという新しい知見が得られた。 なお、3年間の研究プロジェクトを終了するにあたり、今後の研究の発展に資するため、2012年9月にペルー・リマで開催した国際セミナーと今年度の国際セミナーの報告集(スペイン語、398ページ)を作成した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)