2010 Fiscal Year Annual Research Report
米国による対日文化政策に関するコンデ資料の調査研究
Project/Area Number |
22401024
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Kyoto Seika University |
Principal Investigator |
小泉 真理子 京都精華大学, マンガ学部, 講師 (60468527)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
濱野 保樹 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (90138157)
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Keywords | 文化政策 / 日本:アメリカ / デヴィッド・コンデ / 連合国総司令部(GHQ) |
Research Abstract |
戦後、連合国総司令部(GHQ)が日本を統治する手段として用いた文化政策やその後の影響について正確な情報を調査し、整備することが本研究の目的である。この文化政策を主導したデヴィッド・コンデは自己の大量の記録をカナダのブリティッシュ・コロンビア大学図書館に寄贈しているが、本資料の存在はいままでほとんど認識されることはなかった。本研究では、その資料をデジタル化して公開するため、同大学図書館との電子メールや電話でのやりとり・訪問等により下記を行った。 1 複写資料の優先順位の決定 費用と労力を鑑み、スキャニングを行う資料の優先順位を定めた。 2 資料公開基準の決定 公開に関する大学図書館側の条件や制限を協議し大枠を定めた。 3 スキャニング・フォーマットの選定 長期間資料を閲覧しやすいフォーマットについて検討した。 4 ブリティッシュ・コロンビア大学とのスキャニング作業の役割分担の決定 スキャニング作業の方針は両者で協議するが、実際の作業はブリティッシュ・コロンビア大学側にお願いすることとした。また費用負担についても協議した。 5 図書館関係者へのインタビュー コンデが資料を寄贈した経緯について調査した。 6 デヴィッド・コンデ遺族の資料公開の許諾 長女がサンフランシスコ在住であることをつきとめ、スキャン及び資料の公開の許諾を得た。 7 スキャニング試行作業の実施 本格的なスキャニングを行う前にテストで実作業した。 上記の実施により、平成23年度に実際のスキャニング作業を実施する前の準備は、ほぼ整った。
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Research Products
(7 results)