2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22401025
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
松原 孝俊 九州大学, 韓国研究センター, 教授 (20150378)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
キャンベル ロバート 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (50210844)
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Keywords | ボストン美術館 / 和本目録 / 国際研究集会 / 在外和本所在情報統合 / 和本リテラシー / 次世代日本学研究者 |
Research Abstract |
研究期間初年度にあたり、関係研究者、特に国文学研究資料館との間に3つのコアプログラム ・ボストン美術館和本調査 ・在外和本所在情報ネットワーク構築 ・次世代日本学推進のための和本リテラシーセミナー について、協力体制を確立した。 1.ボストン美術館調査 平成22年11月及び平成23年3月の2回、調査実施。今年度の調査成果は、ボストン美術館所蔵和本数が約14000点であると判明した点、そして次年度以降の調査の手がかりとして、未調査和本群をジャンル別に分類したこと、および雛形本目録と活花関連目録を完成したことである。次回は平成23年度夏に調査実施予定。 2.在外和本所在情報ネットワーク構築 在外和本所在情報の統合については、世界各地での調査を進めてきた国文学研究資料館との完全な協力体制の合意を得ることができた。和本リテラシーも含んだ国際研究集会を、アジアでは平成23年7月にソウル(高麗大学日本研究センター所長崔官教授)において、ヨーロッパでは平成23年10月にロンドン(大英博物館アジア部長Timothy Clark氏)での開催に向けて準備が進行している。 3.和本リテラシー 平成23年3月24日、ハーバード大学ライシャワー研究所との共催で和本リテラシーat Harvardを開催。中野三敏九州大学名誉教授が講演、研究分担者:ロバート・キャンベル東京大学教授がパネルプレゼンテーションを、研究代表者:松原孝俊が司会を担当したパネルディスカッションを行った(参加者数30名)。その場では、日本人大学院生、ハーバード大学大学院生、台湾人研究者も含めた次世代研究者間で活発な意見交換がなされた。
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Research Products
(4 results)