2010 Fiscal Year Annual Research Report
セミパラチンスク核実験場周辺住民の低線量率外部・内部被曝の線量評価モデル構築
Project/Area Number |
22404004
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
山本 政儀 金沢大学, 環日本海環境研究センター, 教授 (10121295)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
星 正治 広島大学, 原爆放射線医科研究所, 教授 (50099090)
今中 哲二 京都大学, 原子炉実験所, 助教 (90109083)
坂口 綾 広島大学, 理学研究科, 助教 (00526254)
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Keywords | 旧ソ連核実験場 / セミパラチンスク / セシウム-137 / プルトニウム / 外部被曝線量評価 / 内部被曝線量評価 / 低線量率長期被曝 |
Research Abstract |
(1) 今年度は,先ず1949年の地上核爆発からの放射雲で被害を受けたドロン村において、この集落での土壌中Cs-137の平均蓄積量を算出し,当時の核分裂核種の降下量を推定した。揮発性と不揮発性との核分裂核種のフラクショネーションが問題となるのでネバダでのデータを参考に、その組成を検討し,一年間の外部被曝(空気吸収線量)を600mGy (350-910mGy)と推定した。 (2) 大きな内部被曝をもたらす可能性がある核種(ヨウ素同位体,Sr-90など)を選定し,それらの体内への移行経路(経口摂取あるいは吸入),生活様式,食事葉菜を考慮した内部被曝評価モデルを検討した。 (3) 1953年の水爆で被害を受けた核実験場南方の位置するサルジャールとカラウル集落周辺で土壌の試料採取を行った。全ての試料(100以上)について放射性核種の分析が終了し,放射性雲が通過したと思われるセンター軸,Cs-137などの降下量の評価を行った。
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Research Products
(2 results)