2012 Fiscal Year Annual Research Report
中国モデル都市の有機性廃棄物における非化石燃料・複合素材の資源化技術への適応普及
Project/Area Number |
22404022
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
王 青躍 埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (30344956)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 中国 / 都市部 / 有機性廃棄物 / 無害化・減量化 / バイオマス |
Research Abstract |
本研究では、中国都市部とその周辺地域に関するフィールド調査のデータに基づき、大量に排出されている有機性廃棄物の処理・資源化技術として、炭化処理や素材化技術を提案し、リサイクル工学の観点、並びに環境化学工学、エネルギー工学等との異分野で融合する研究手法を用いて、再資源化技術の適応普及を目的としている。 そこで、中国有機性廃棄物の性状に合わせて、環境化学工学、エネルギー工学等の異分野統合で学術的な観点から、物理・化学的諸特性の改善を評価し、さらに、その利用の安全性についても検討する上で、諸課題の解決、異分野統合で学術的に解明させ、循環性炭素資源の有効利用の道が広がるようとしている。 (1) 海外共同研究者の協力のもとに、都市有機性廃棄物処理に関する着実な現地情報の入手、(2) 現地の都市有機性廃棄物の性状やニーズに合わせて、対象モデル地域における低エネルギーコストの熱分解・炭化処理技術や廃棄木質バイオマスのフェノール液化・樹脂合成技術の選定、基礎査定、(3) 化石代替燃料や代替合成樹脂素材技術における物理・化学的分子レベル諸特性の異分野統合解析、(4) 対象モデル地域における炭化処理技術や素材化技術の安全性評価や利用システムへの政策提言、などについて、研究してきた。具体的に以下に示す。 24-1. 石炭代替燃料への有機性農業廃棄物に関する継続研究、24-2. 石炭代替燃料の特性に関する異分野統合解析(大学院生による研究補助)、24-3. 有機性廃棄物中アルカリ金属、金属酸化物の触媒分解の評価、24-4. 対象モデル地域別に必要とされる有機性廃棄物排出種(量)の調査、24-5. 国際環境協力技術としての政策に関する提言案の検討、24-6. 研究結果のまとめ、成果発表、などを行った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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