2010 Fiscal Year Annual Research Report
天水田イネ・陸稲における土壌ストレス要因と根系形質関連QTLの相互作用評価
Project/Area Number |
22405042
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
山内 章 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (30230303)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森田 茂紀 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (00143404)
犬飼 義明 名古屋大学, 生命農学研究科, 助教 (20377790)
阿部 淳 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (60221727)
加藤 洋一郎 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (50463881)
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Keywords | 土壌環境 / 根 / QTL / 相互作用 / 天水田 |
Research Abstract |
フィールド実験で、PhilRice Central Experiment Station(CES)とPhilRice Cagayan Valley Experimental Stationの2カ所のPhilRice実験圃場と3カ所の天水田農家圃場(パンガシナン、ムニョス、イラガン)について、土壌水分や土壌硬度の測定や生育調査を行った。それらの実験結果から、場所によって降水量や土壌の性質など土壌環境に大きな違いがみられ、それによって生育や収量が大きく異なるという、大変興味深い結果を得た。 PhilRice Central Experiment Station(CES)にて、2011年9月20日に、ワークショップ「Functional Roles of Roots in the Adaptation and Yield Improvement of Rice under Drought-Prone Ecosystem」を開催した。主催した、Philriceや名古屋大学を始め、東京大学、国際イネ研究所、国際農林水産業研究センター、中部ルソン州立大学などから、延べ7約70名が参加した。そこで、研究代表者の山内は、Background and philosophy of the Nagoya University-PhilRice collaborative project on rainfed lowland rice researchというタイトルで、本補助金による共同研究プロジェクトの全体像を参加者に説明した。乾燥ストレスが問題になる地域での、育種や栽培気実に関わる研究方向について活発な議論を展開した。
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