2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22406030
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
秋田 定伯 長崎大学, 大学病院, 助教 (90315250)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山下 俊一 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (30200679)
長谷 敦子 長崎大学, 大学病院, 准教授 (50228037)
藤岡 正樹 独立行政法人国立病院機構(長崎医療センター臨床研究センター), 臨床研究センター, 研究員 (70393452)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 放射線障害 / 国際創傷ネットワーク / 治療ガイドライン / 幹細胞治療 |
Research Abstract |
9月 横浜で第4回世界創傷治癒学会連合会議をsecretary generalとして主催し、50カ国以上、3,500名の参加の元、創傷の世界ネットワーク構築提言と実務検討を、旧ソ連邦、中国、フィリピン、韓国、台湾、シンガポール、インドネシアなど近隣アジア諸国、ヨーロッパ諸国及びアメリカ合衆国専門家と討議し、放射線障害拠点構想の実現とTranscontinental Wound Registty(大陸間創傷登録)データベースへの参加を呼びかけた。局所放射線障害に対する具体的consensusをミニブタを用いた基礎実験での脂肪由来幹細胞を用いた前臨床再生治療検討と臨床実施へ向けての基盤構築した。また、放射線照射後の続発性障害に見られる四肢リンパ浮腫に対する自家脂肪由来幹細胞の基礎検討をマウスを用いた実施したところ、X線30Gy照射後、鼠径周囲の全周切開リンパ管焼灼、リンパ節抜去及び皮膚間隙縫合により放射線障害による続発性リンパ浮腫モデルを確立した。幹細胞を1×104、1×105、1×106数群に分け2週後に周径計測、インドシアニングリーン(ICG)を用いたPhoto-Dynamic Eye (PDE) systemでのリンパ管開通度の定量評価、LYVE-1免疫組織染色によるリンパ管再生を詳細検討したところ、1×105、1×106数群において周径の有意な改善を認めPDEでは1×106数群ではcollecting lymphatic vesselの再生が見られた。また1×106数群のLUVE-1免疫染色では弁構造を有するリンパ管像が有意に再生発言した。以上から、放射線障害によるQuality of Life (QoL)を顕著に制限する、創傷に対する国際提言、データベース構築、リンパ浮腫に対する脂肪幹細胞治療の基盤的検証を行い、今後の国際ガイドライン、治療標準化へむけて提言した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(15 results)