2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22500013
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
高橋 俊彦 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (30212012)
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Keywords | アルゴリズム / 数理工学 / 離散構造 / フロアプラン / 符号化 |
Research Abstract |
本研究の目的は3次元VLSIのレイアウト設計における3次元フロアプランに対する数理的基盤を与え、レイアウトアルゴリズムの開発に貢献することである。 本年度の研究計画では3次元フロアプランモデルの中でも、現在の製造技術を反映している、多層モデルを対象としてその数理の解明と符号化を試みることであった。また、同時に、3次元フロアプランモデルとして多層モデルという選択が、主に実用的か(技術的に製造可能か)、数理的に実りがあるか(簡明な符号化が可能か)という2つの観点から適切であるかどうかの検討も課題の1つであった。 多層モデルは2次元フロアプランを重ねたものであり、2次元フロアプランに関するこれまでの結果を利用できると考えられていた。残念ながら、本年度の研究開始直後に、こうした単純な拡張が困難であることが判明した。そのため、公表に至るまでの成果を得ることができず、23年度以降に計画している多層モデル以外のフロアプランモデルも視野に入れざるを得なくなった。(ただし、この経緯を記した原稿を研究会あるいはホームページで非公式な資料として配布している。) 23年度は早期に多層モデル以外のフロアプランモデルに関する結果を発表したいと考えている。
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Research Products
(2 results)