2010 Fiscal Year Annual Research Report
部分的役割権限を持つ利用者連携型Webアプリケーションの自動生成方式の研究
Project/Area Number |
22500024
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
野呂 智哉 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助教 (80401553)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳田 雄洋 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 教授 (30111644)
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Keywords | 生成系 / Webアプリケーション / 役割権限定義 / データベース |
Research Abstract |
Webアプリケーションを生成する従来手法として,フレームワークや開発環鏡を用いる手動構築方式,ダイアグラムやアノテーションを用いる自動生成方式などがある.しかし,講義のレポート提出・採点システムや会議予約システムなど,部分的役割を持つ利用者が相互に連携する利用者連携型Webアプリケーションでは,役割権限をビジネスロジック内に手続き的に埋め込む必要がある.本研究では,役割権限定義を明示的記述として独立させ,この定義に基づいて非プログラマが利用者連携型Webアプリケーションを自動生成する手法を開発することを目的とする. 平成22年度は,役割権限のモデルとその記述方法を開発した,一般的なデータベースアクセス制御ではフィールド単位の読み書き権限を定義する.しかし,例えばレポート提出・採点システムでは,学生は自分のレポートにはアクセスできるが,他の学生のレポートにはアクセスできない.これを実現するためには,レコードごとに特定のユーザに対して与えられる権限の定義が必要であり,従来手法ではその部分を手続き的に記述する必要があった.本方式は,レコードごとに個別に役割権限を定義することを可能とするモデルとなっている.また,この権限定義から,線形のページ遷移や標準的なデータ閲覧・検索・書き込み操作が可能なWebアプリケーションを自動生成する手法を開発し,生成したWebアプリケーションが,標準的な攻撃に対して十分な安全性を持ち,多様なページ遷移に対して一貫性が保持されることを確認した.
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Research Products
(1 results)