2012 Fiscal Year Annual Research Report
部分的役割権限を持つ利用者連携型Webアプリケーションの自動生成方式の研究
Project/Area Number |
22500024
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
野呂 智哉 東京工業大学, 情報理工学(系)研究科, 助教 (80401553)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳田 雄洋 東京工業大学, 情報理工学(系)研究科, 教授 (30111644)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 生成系 / Webアプリケーション / 役割権限定義 / 宣言的記述 / データベース / アクセス制御 |
Research Abstract |
本研究は,部分的役割権限を持つ利用者が相互に連携する利用者連携型Webアプリケーションを,宣言的な役割権限定義に基いて自動生成する手法を開発することを目的とする. 平成23年度までの2年間では,データベースに対する基本的な役割権限,およびWebページの遷移や遷移時のデータ処理に対する役割権限のモデルとその記述方法を開発した.これにより,権限定義から,線形のページ遷移や標準的なデータ閲覧・検索・書き込み操作が可能な簡易的なWebアプリケーションだけでなく,各レコードの複数フィールドの和を計算し結果を表示するなどの複雑な処理が可能なWebアプリケーションの自動生成も可能となった.しかし,この手法では,Webアプリケーション生成後に役割権限を変更することができなかった. Webアプリケーション生成後に役割権限の変更が必要となる例としてアンケートシステムがある.回答期間中,回答者は自由に登録し,自分の回答を確認・更新することが可能であるが,回答期間が終了すると,管理者により,回答者の新規登録と回答の更新を禁止する.また,予定管理システムでは,各ユーザが自分の予定を登録・更新・削除でき,初期設定では自分の予定は自分のみ閲覧可能であるが,必要に応じて他人にも公開できる. 平成24年度は,このような役割連携型Webアプリケーションに対応するようにモデルと記述方法を拡張した.拡張手法では,データベースに対するアクセス権限やページ遷移・データ処理に対する実行権限の定義だけでなく,その権限の変更権限の定義を追加する.これにより,上述のような役割権限の変更を必要とするWebアプリケーションの自動生成も可能となった.また,条件付き役割権限定義を導入すれば,時間やデータベースの内容がある条件を満たしたときに役割権限を自動的に変更するようなWebアプリケーションを生成することも可能となった.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)