2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22500026
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
松下 誠 大阪大学, 情報科学研究科, 准教授 (60304028)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 部品グラフ / べき乗則 / 静的解析 / アクセス修飾子 |
Research Abstract |
Javaプログラムの各フィールドやメソッドのアクセス修飾子の宣言とその利用状況との差をアクセス過剰性(AE:Accessibility Excessiveness)と呼び,AEを静的解析するツールModiCheckerが開発されている.本研究では,検出したAEを容易に解消できるようにするために,AEに対して,開発者の指示に基づいて容易に修正できる機能をModiCheckerへ実装した.さらに応用例として,OSSであるAntの複数のバージョン間におけるAEの数の変化を調べ,AEの数とプログラムが成熟しているかどうかの関連について考察した. また、これまでの本事業の成果として昨年度発表した以下の内容が、電子情報通信学会において電子情報通信学会ソフトウェアサイエンス研究会研究奨励賞を受賞した。受賞した研究の内容は以下の通りである。 ソフトウェアのドメインとして,オペレーティングシステムやミドルウェア,いくつかのアプリケーションを含む携帯端末向けのプラットフォームであるAndroidに着目した.Android用のアプリケーションの多くは Java で記述されるが,携帯端末特有の機能を活用するために独自のAPIが多数存在しており,一般的なJavaアプリケーションとは違った特徴を持つ.本研究では,ソフトウェアのドメインが部品グラフの性質に影響を与えるか確認するため,Android 上で動作するアプリケーション集合の部品グラフがべき乗則を示すか調査した.調査の結果,Android 用アプリケーションの部品グラフもJava一般のアプリケーションの部品グラフと同様のべき乗則を示すことが確認された.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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