2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22500039
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
大西 淳 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (50160560)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
糸賀 裕弥 立命館大学, 情報理工学部, 准教授 (00373100)
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Keywords | シナリオ生成 / シナリオ分析 / 差分シナリオ |
Research Abstract |
本研究は3年間に渡って進めているが、平成23年度は2年目に当たる。今年度は、初年度に確立した手法に基づき、手法のシステム化を中心に行った。平成23年度の研究成果は以下の通りである。 1.差分シナリオ抽出システムの開発 平成22年度に確立した「差分シナリオの定義」、「差分シナリオの抽出手法」に基づいて、与えられた2つのシナリオから(1)対応する・しない語句、(2)対応する・しないイベント、(3)連続して対応するイベント列といった3種類の情報を差分シナリオとして抽出するシステムの開発を行った。 2.差分シナリオを用いたシナリオ生成システムの開発 前年度に設計を完了した差分シナリオを用いたシナリオ生成支援システムの開発を進め、試作システムの開発を完了した。これにより1で開発したシステムの出力である差分シナリオを用いてのシナリオ作成が可能となった。 3.差分システムの視覚化システムの設計 差分シナリオを分かりやすく視覚化するための手法を確立し、手法に基づいた試作システムの開発に着手した。現時点では設計を完了している。 これらの成果の一部については、学会論文誌論文1編(査読付フルペーパー、2012年4月発行予定)、査読付き国際会議論文(フルペーパー)1編、査読付き国内シンポジウム論文(フルペーパー)1編において発表している。また、学会主催の国内ワークショップや研究会において報告している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定した計画に沿って研究を進めており、特段の問題はない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成24年度は本研究の最終年度に当たる。試作したシステムを評価することによって、問題点を洗い出し、その結果を手法と試作システムに反映する。これにより、手法と試作システムの強化と改良を行う予定である。
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