2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22500039
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
大西 淳 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (50160560)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
糸賀 裕弥 立命館大学, 情報理工学部, 准教授 (00373100)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | シナリオ生成 / シナリオ分析 / シナリオを用いた要求定義 |
Research Abstract |
本研究における平成24年度の研究実績の概要は以下の通りである。 1. 当該研究の初年度に確立した2つのシナリオ間の差分シナリオの抽出手法に基づいて試作したシステムの評価を行った。具体的には、シナリオ言語で記述された2つの異なるシナリオ(シナリオAとシナリオB)をシステムへの入力として差分シナリオが正しく生成できることを確認した。 2. 同じく初年度に確立した差分シナリオを用いたシナリオ生成手法に基づいて試作したシステムの評価を行った。具体的には差分シナリオをシナリオAの代替シナリオ群や例外シナリオ群に適用することによって,システムBの代替シナリオ群や例外シナリオ群が正しく生成できることを確認した。 3. シナリオAとシナリオBに相当する2組を、図書館システム、CDレンタルシステム、列車予約システム、飛行機予約システムといった、異なる種々のシステムのシナリオに置き換えて1と2のシステムに適用し、それぞれのシステムが共に問題なく動作することを確認した。 一方、差分シナリオを抽出するシステムの問題点として、2つのシナリオ間の差分が具体的にどのようなものか分かりにくいことがシステムの評価実験を通して明らかになった。このため差分シナリオを直感的に把握できるように差分シナリオをビジュアライズする手法の研究を進めている。差分シナリオのビジュアル化手法を確立した上で、その手法を実装し、上記のシステムと連携させることによって、より使い勝手の良いシステムとなることが期待できる。 得られた研究成果については国内外の会議や研究会で発表するとともに、電子情報通信学会英文論文誌にフルペーパー論文として発表した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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