2012 Fiscal Year Annual Research Report
大量データ通信を可能とするスケーラブル無線メッシュネットワークの研究
Project/Area Number |
22500059
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
舩曵 信生 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (70263225)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中西 透 岡山大学, 自然科学研究科, 准教授 (50304332)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 無線メッシュネットワーク / WIMNET / スケーラブル / 固定バックオフ時間切替法 / スマートアクセスポイント / アルゴリズム / Linux |
Research Abstract |
本研究では,GWクラスタ・WDSクラスタの2階層で構成するスケーラブル無線メッシュネットワークWIMNET(Wireless Internet -access Mesh NETwork)に関する研究を進めた. GWクラスタは,GW(インターネットゲートウエイ)を共有するAP(アクセスポイント)の集合であり,ネットワーク規模に応じてGWクラスタ数を変化させることでスケーラビリティを実現する.GW間は,有線LANやWiMAXを用いて広帯域での接続を行う.1つのGWクラスタは,複数のWDSクラスタで構成される. WDSクラスタは,1つのSAP(Smart AP)と複数のCAP(Conventional AP)で構成されるWDS無線通信を行うAPの集合である. SAPは,複数NICやMIMOチャネルによる広帯域WDSクラスタ間通信,ホスト認証,DHCP,Webキャッシュなどのインターネット接続のためのサービス機能を有している. 本年度の研究では,WIMNETの通信性能向上を目的として,まず,近年高速通信方式として普及の始まっているIEEE802.11nプロトコル適用のための研究を進めた.本プロトコル実装の市販機器を用いて大学構内でスループット測定実験を行い,距離依存性,障害物の影響,電波干渉の影響,マルチホップ通信特性などを明らかにした.その上で,従来の経路木アルゴリズム,動作AP選択アルゴリズムに対して,本通信特性を考慮するための改良を行った.次に,GWからのホップ数によって利用可能帯域が異なるWIMNETの問題点を解決するために,各リンクの必要動作帯域の確保を行う固定バックオフ時間切替法の提案を行い,シミュレーションおよびLinux-PCを用いた実機による評価実験により,その有効性を示した.また,それらの研究成果を論文誌,研究会,国際会議で報告した.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(14 results)