2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22500062
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Research Institution | Toyama Prefectural University |
Principal Investigator |
鳥山 朋二 富山県立大学, 工学部, 教授 (00418518)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浦島 智 富山県立大学, 工学部, 講師 (20315831)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 医療福祉 / 回復期リハビリ / 維持期リハビリ / ユビキタスセンサ / 行動識別 |
Research Abstract |
本年度は最終年度であるため,下記に示すように治療状況可視化システムを医療現場に導入することによる安心感醸成の評価を主として行った.またそれ以外に在宅療養患者見守りシステムの構築などを行い,研究結果につき特許申請,研究成果発表等を実施した. 患者が計画通りに治療が進んでいることを理解するための治療状況可視化効果の評価については前年度までに構築した立ち上がりバランス可視化システムを用いた.共同実験を行う医療機関におけるプレ実験結果から機能追加を行い,病院の入院・通院患者10名に対して評価実験を実施した.実験結果からは,治療結果の可視化がもたらす安心感と患者の性格分析結果との間にいくつかの有意な相関が観測され,患者に対する治療結果の可視化レベルが患者の性格によって調整されるべきであることが示唆された. また,治療状況可視化については,在宅患者の日常生活動作として重要な位置を占める車の運転における行動の可視化技術にも取り組んだ.富山県内のリハビリ医療機関との共同研究として,センサーを身体に装着した高次脳機能障がい患者による運転教習コースでの運転行動を13例取得した.その分析結果から,障がい者の障がいの特徴を可視化できる見込みを得た.この結果については国内の福祉関連研究会,及び国際会議でポスター発表した. 在宅療養患者向けに開発を進めた見守りシステムについては,行動識別機能を追加し,その機能によって行動結果検索機能を実現した.これによって,医療従事者が患者の危険行動を検出・検索できるようになり,これらについては国際会議・国内全国大会で発表した.前者はポスター発表であり,best poster awardを受賞している(ICAT 2013).医療現場での実用試験については機器設置コスト等の問題があり,現段階では計画できていないが,共同研究を進める医療機関と今後可能な範囲で実施していく.
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(16 results)