• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2010 Fiscal Year Annual Research Report

頻繁なノード参加における分散ハッシュ表の高速な検索アルゴリズムの開発

Research Project

Project/Area Number 22500064
Research InstitutionHiroshima City University

Principal Investigator

島 和之  広島市立大学, 情報科学研究科, 准教授 (40263438)

Keywordsオーバレイネットワーク / 分散システム
Research Abstract

分散ハッシュ表では,あるキーに対する担当ノードを検索するためにオーバレイネットワークを用いる.オーバレイネットワークを構成するために多数のアルゴリズムが提案されており,アルゴリズムがオーバレイネットワークの性能に影響する.オーバレイネットワークのアルゴリズムを評価するためには,実際に通信を行う実験や仮想的に通信を行うシミュレーションによる方法などがある.実験による方法では,より現実に近い結果を得られると期待されるが,多数のノードからなるオーバレイネットワークを構成することは難しい.シミュレーションによる方法では,多数のノードからなるオーバレイネットワークを構成することは可能であるが,その結果が現実に近いことが重要である.
本研究では,実験とシミュレーションにおいて同一コードでアルゴリズムを実装可能なOverlayWeaverを用い,PlanetLab上の実験によって得たデータとシミュレーションによって得たデータとを比較した.その結果,統計的に有意な差があることを確認し,第9回情報科学技術フォーラムにて発表した.データの差の原因として,マルチスレッドによる実時間シミュレーション方式であったことが考えられる.マルチスレッドを用いると,1つのCPUで複数ノードの処理をシミュレートできる.しかし,ノード数が多くなるにつれてCPUの負荷が高くなり,1つのCPUで1つのノードを処理する実験と比べて処理時間の差が大きくなる.そこで,単一スレッドによる離散イベントシミュレーション方式を採用し,実験とシミュレーションにおいて同一コードでアルゴリズムを実装可能なシミュレータを新たに開発した.

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] オーバレイネットワークにおける遅延時間のシミュレーションとPlanetLabの比較2010

    • Author(s)
      伊藤和也, 島和之
    • Organizer
      第9回情報科学技術フォーラム
    • Place of Presentation
      九州大学
    • Year and Date
      20100900

URL: 

Published: 2012-07-19  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi