2012 Fiscal Year Annual Research Report
トラヒック制御の観点からの無線LANメッシュネットワーク大規模化に関する研究
Project/Area Number |
22500073
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Research Institution | 東京都市大学 |
Principal Investigator |
山本 尚生 東京都市大学, 知識工学部, 教授 (60350229)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 無線LAN / 無線メッシュネットワーク / トラヒック / コンピュータネットワーク / 指向性アンテナ / ルーテイング |
Research Abstract |
本研究で計画していた下記の課題A~Cの各項、 A.「移動端末(STA)位置管理と経路構築に関するスケーラビリティのある制御法の検討」、B.「中継ノード間無線干渉を考慮した迂回拡大型トラヒックふくそう制御法」、C.「QoSおよびリソース効率を維持するためのオーバレイ/バイパス網適用法」の内、課題Bと課題Cを中心に検討する共に、提案した最適化法の大規模センサーネットワークへの適用性を見出し、その応用検討を進めた。 課題Bおよび課題Cについて: 河川や道路、私有地等のノード設置上の制約により、無指向性のIEEE802.11無線LANの想定する電波伝搬距離(リンク長)を超える隣接ノードへのリンクを確保して、通信性能の劣化要因となる多段迂回中継を避けるために、指向性アンテナと無指向性アンテナ(オムニアンテナ)をパケット転送毎に切り替えることのできる双モードノードの導入を提案した。指向性アンテナに適したMACレイヤの通信プロトコル(改良CSMA/CA)と、双モードノードを前提としたルーティング制御法を提案し、基本性能の評価を行った。 大域的最適化法のセンサーネットワークへの適応について: メッシュネットワークとの融合を念頭に、これまで検討してきた大域的な最適化手法を、センサーネットワークにおける高効率な制御信号フラッディング(全センサーへの信号伝達法)へ適用し、省電力で且つ電波伝搬環境の変動に強い制御法を提案した。 これまでの提案技術を踏まえた新しい展開として、メッシネットワークとセンサーネットワークを融合・連携させることにより、「モバイルユーザのアクセスネットワーク機能」、「汎用性の高い情報センシング機能」、および「センシング情報と地域内情報の流通機能」 を広範なエリアをカバーした常用環境として提供する、広域センシングデータ流通網の構築技術について研究計画をまとめ基礎検討を開始した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(13 results)