2012 Fiscal Year Annual Research Report
大局的構造と局所的構造の異種複合構造を俯瞰するための情報可視化技術の開発
Project/Area Number |
22500081
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
三末 和男 筑波大学, システム情報系, 准教授 (50375424)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 可視化 / 情報可視化 / 複合構造 / 企業活動情報 |
Research Abstract |
本研究で言う異種複合構造とは、全体としてある大局的構造を構成する要素が、大局的構造とは異なる局所的構造を備えるような複合構造を意味する。大規模構造を対象とした情報可視化の研究はこれまでも行われているが、大局的構造を構成する要素そのものの構造までは配慮されていない。本研究はそのような要素の構造を無視することなく、大規模な大局的構造とそれを構成する要素群を同時に俯瞰できることを目指す。構成要素群を構造的な観点で俯瞰可能にすることで、情報活用における高次知識発見の可能性を拓くことが期待できる。 本課題に対して、これまでにプロジェクト管理データ(バグ管理データ)を可視化対象としたプロトタイプを開発してきた。特に昨年度はプロトタイプの大幅な改良を行いツールとしての完成度および実用性を飛躍的に向上させた。 今年度はまずオープンソースソフトウェアの開発プロジェクトの管理データ約20,000件を対象に新しいプロトタイプの試用を行った。プロジェクトの進み方のおおまかなパターンが視覚的に把握できるとともに、あるプロダクトに関しては他とは違う進み方をしていることを見い出すことができた。試用を通して、大規模活動情報をどのように俯瞰できるか、その俯瞰からどのような情報を読み取れるかの具体例を提示できた。 さらに、今後の発展につながる技術として、木構造に局所的構造として時系列チャートを埋め込むことを想定したレイアウト技術を開発した。複数の時系列チャートを時間軸で比較する際には、時間軸のスケールが揃っていると便利である。しかしながら、大局的構造のレイアウトに使用している従来のTreemapでは、一般的にはスケールを揃えることは不可能である。そこで、木構造のリーフの横幅を統一することを制約条件とした新たなTreemapを定義し、そのレイアウトアルゴリズムを開発した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Presentation] Edge Equalized Treemaps2012
Author(s)
Aimi Kobayashi, Kazuo Misue, and Jiro Tanaka
Organizer
16th International Conference Information Visualization (IV2012)
Place of Presentation
LIRMM CNRS Univ. Montpellier II, Montpellier, France
Year and Date
20120710-20120713
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