2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22500087
|
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
安田 孝美 名古屋大学, 情報科学研究科, 教授 (60183977)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横井 茂樹 名古屋大学, 情報科学研究科, 教授 (20115744)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | デジタルミュージアム / 生涯学習 / 天文教育 |
Research Abstract |
本研究では,生涯教育における天文分野での新たな教育基盤システムの開発を行い,その有効性と普及へ向けた問題点を実証実験によって明らかにした.具体的には,天文ニュースから教材開発を支援するためのシステムや,教材をモバイル端末に配信し,インタラクティブな学習を可能にする以下の4つのシステムを開発した.実証実験を通し実用性の評価・検証を行った. (1)教材開発用天文ニュース可視化Webシステムの開発 天文教育用データベースの基盤を構築するために, Web上に散在している天文ニュースを集約し,可視化するためのシステムの開発を実施した.本システムでは,国立天文台などが提供している最新の天文ニュースを半自動的に収集することができる.また,収集された天文ニュース群を学芸員が編集・管理することによって,プラネタリウムのための教育番組制作など教材開発に寄与することを目的とした基盤機能の開発を行った. (2)学芸員の生解説と展示をつなぐモバイルガイドの開発 開発したモバイルガイドは,「テーマ一覧」,「展示一覧」,「展示解説」から構成される.本システムを一般来館者に使ってもらい,アンケート調査を実施した.その結果,多くの来館者が理解は深まったと答え,本システムの有効性が実証された. (3)観測活動を支援するWebシステムと展示教材の開発 観測者は,Webページにアクセスし,投稿ページにおいて「位置情報を取得する」ボタンを押すことで,簡単に現在位置を取得することができる.位置情報は,JavaScriptで位置情報を取得するAPIであるGeolocation APIを用いて取得している. (4)ダイナミック教材管理システムの開発 ウェブ教育システムにおいて,作成された教材を複数の教育者が動的に進化させる機能の基盤を開発した.このような動的に進化させる教材は,教育現場での臨機応変な指導に役立つものである.
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(9 results)