2012 Fiscal Year Annual Research Report
情報更新時の一貫性を考慮したピアツーピアネットワークにおけるコンテンツ最適配置
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22500089
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
菅原 真司 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (90313410)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | Peer-to-Peer / 情報共有 / 情報の一貫性 |
Research Abstract |
インターネットに代表される大規模ネットワークでは,多種多様の情報の交換が活発に行われており,流通する情報量は年々増加している.これらの大部分を占めるもののひとつは,ピアツーピア(これ以降P2Pと記す)と呼ばれるネットワークシステムにより送受信される情報であり,このシステムはユーザ間での情報共有を円滑に行うことを可能としている.P2Pでは,共有コンテンツの取得に要するコストを削減する目的で,その複製(レプリカ)を複数個,ネットワーク内に配置することがよく行われるが,その配置位置や数を工夫することにより,共有情報のコストを削減できる.しかしこれまでの,申請者らを含む多くの研究者により行われてきた研究では,ネットワーク上での共有情報に更新が発生することで,ユーザが取得するコンテンツに必ずしも一貫性を持たせることができないという問題が顕在化していたにも拘わらず,それについては十分に検討されてこなかった.そこで,本研究では,共有コンテンツが頻繁に最新のものに更新される状況を前提とし,コンテンツの更新の際にも,レプリカを含むすべての共有情報の一貫性を維持する機能をこれまでの情報共有システムに付加するための基本的な手法を提案した.これにより,ユーザは最小限のコストで情報共有をしながら,同時にコンテンツの取得先によりバージョンが異なるような不都合から解放される.さらに,コンテンツが部分的に更新される状況への対応を検討し,コンテンツを小単位に分割して別々のピアに格納することで,各ピアのストレージに収まりやすく,ダウンロードの際の各ピアおよびネットワークへの負荷を分散する効果を持たせた手法を提案した.また,更新を差分として制御して,バージョンとして多段階に管理できるためのアイデアも加えている.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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