2012 Fiscal Year Annual Research Report
広域地質情報発信のための分散共有型WebGIS3次元地質モデリングシステムの構築
Project/Area Number |
22500094
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
升本 眞二 大阪市立大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (40173760)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
根本 達也 大阪市立大学, 理学(系)研究科(研究院), 講師 (10572555)
V. Raghavan 大阪市立大学, 人文社会系研究科, 教授 (30291602)
野々垣 進 独立行政法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 研究員 (30568613)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 地質学 / モデル化 / 地理情報システム / データベース / Web-GIS |
Research Abstract |
本研究は3次元地質情報を発信するために開発したWeb-GISによる3次元地質モデリングシステムのプロトタイプシステムを基本として,データやモデルを分散して開発でき,かつ,相互に共有・活用できる新しいシステムの構築を目的とする.本年度の主な成果は次の通りである. (1)理論的な基礎の確立:分散したモデルの共有・結合に必要な3次元地質モデルの基本要素として「調査・観察データ」,「推論情報」,「地質構造の論理モデル」,「地質境界面」,および「構築方法」の5つを確定した.また,これら基本要素とは別に,構築したモデルの信頼性を示す情報が必要であることがわかった.異なる論理モデルを結合するための理論(層群単位のまとめや鍵層の活用など)を構築した.同じ論理モデル,あるいは結合された論理モデルに基づいた,隣接または一部重複する2つの3次元地質モデルで,基礎データが利用できない場合には,信頼度を重みとした各境界面の重ね合わせによりモデルが結合できることを確認した.ただし,信頼度の定義や算出方法は多様で,境界面推定結果の場合は,データの密度のみならず,個々のデータの影響度も合わせて評価する必要があることがわかった. (2)システムの開発と検証:3次元地質モデルとその信頼度とを同時に表示できるように可視化モジュールなどを改良した.また,2つの機関の持つボーリングデータを用いて,大阪平野の西部と東部の表層地質モデルを構築・結合し,各モジュールの動作を確認した. これらの成果の一部を担当者で分担して,国内学会や国際学会で発表した.また,一部を論文として公表した.さらに,問題点と今後の課題を整理した.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(16 results)