2011 Fiscal Year Annual Research Report
特許文書からのクロスブートストラップによる表現抽出を用いたパテントマップ自動生成
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22500129
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
増山 繁 豊橋技術科学大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60173762)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
酒井 浩之 豊橋技術科学大学, 大学院・工学研究科, 助教 (70402659)
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Keywords | パテントマップ軸項目抽出 / パテントマップ軸項目のまとめ上げ / シソーラス自動構築 / 因果関係を含む文の抽出 / 特許分析 |
Research Abstract |
1.パテントマップ自動生成のためのクロスブートストラップを適用するための前処理として必要な係り受け解析について、shift-reduceによる決定的な解析と、相対的な比較による日本語係り受け解析手法を提案した。 2.パテントマップ自動生成のために必要な軸項目のまとめ上げに必要なシソーラス自動構築に関して、日本語WordNetの意味の体系に含まれる各Synsetに対して、それと同一、あるいは下位に当たるWikipediaカテゴリを見つけ出し、さらにそのカテゴリの下位カテゴリ・記事名のみを抽出し、それを新たなSynset、記事名を分類される語として収録する手法を提案した。 3.パテントマップ自動生成のために必要なテキストマイニング技術に関連して、 (1)因果関係を含む文の抽出手法を提案した。 (2)経済新聞記事から抽出した景気動向を示す根拠表現への極性付与手法を提案した。 (3)Webからのテキストマイニングの前処理として必要な、基本情報属性ページの探索と属性の抽出手法を考案した。 (4)ブートストラップだけでは取れない企業の業績要因を取得するため、企業のWebページから取得した情報を利用する方法について予備的結果を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
軸項目の抽出に用いるテキストマイニング手法と、軸項目のまとめ上げに用いるシソーラスの自動構築にめどが立ったから
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Strategy for Future Research Activity |
パテントマップは、技術軸、効果軸、それぞれ数百項目あり、その並べ方により、見やすさが大きく影響される。そこで、パテントマップの見やすい描画法を検討する。 パテントマップなどを用いた特許分析の応用として、企業のプレスリリースとそれを実現するために用いられた特許の探索に関して検討する。
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