2012 Fiscal Year Annual Research Report
視体積交差を介した物体シルエット抽出とカメラ位置姿勢推定
Project/Area Number |
22500146
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
東海林 健二 宇都宮大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (70143188)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 博志 宇都宮大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (80538447)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 視体積交差 / 画像処理 / 最適化 |
Research Abstract |
対象物体の3次元形状を多数のカメラで取得した画像情報から得る手法として、視体積交差がある。視体積交差を考える上での三要素は、A:3次元物体、B:シルエット、C:カメラ外部パラメータ(カメラ位置姿勢)である。B+C→Aが視体積交差、A+C→Bが投影である。本研究では、視体積交差(B+C→A)と投影(A+C→B)の両方の操作を利用して、カメラ撮影画像から物体のシルエットBを矛盾の少ない形で取り出す方法と、カメラ位置姿勢Cを推定する方法を検討し、対象物体や人物を仲間同士で取り囲み、手持ちのカメラで同時に撮影したスナップ写真群から少ない手間で対象物体形状を得ることを狙うものである。 本年度は、視体積交差における最適なカメラ配置について検討した。3次元形状の復元精度の低い不適切なカメラ配置は、視体積交差を利用したシルエット抽出やカメラ位置姿勢推定の精度にも悪影響があると考えられるため、最適なカメラ配置の検討は必要である。視体積交差法では、一般に、カメラ台数を多くすると精度の高い復元が可能となる一方、撮影コストが増加する。それでは、復元精度をさらに高くするために1台のカメラを追加するとしたら、それをどこに配置すればよいのか、あるいは、撮影コストを抑えるためにカメラ 1台を削除するとしたら、どのカメラを削除すればよいのか、今のところこれらの問題への明確な解はない。本研究では、視体積交差において適切なカメラ配置を与える手法を提案することを目指し、人体形状を復元対象として、少ないカメラ台数(7台)での最適なカメラ配置を求めるシミュレーション実験を行った。その結果、最適なカメラ配置は、7枚のシルエット形状が相互に異なり、かつ、個々の形状が複雑となる傾向があることがわかった。手持ちのカメラで視体積交差のための写真を撮影するときにも必要となる知見である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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