2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22500168
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Research Institution | Osaka Electro-Communication University |
Principal Investigator |
越後 富夫 大阪電気通信大学, 情報通信工学部, 教授 (80434801)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 特徴追跡 / アフィン変換 / 画像間類似度 / 三角形拘束 / カプセル内視鏡 / ロバスト追跡 |
Research Abstract |
カプセル内視鏡は8時間に渡って消化管を撮影するため,読影医師にとって診断は集中力を要する非常に過酷な作業であり,様々な診断支援手法を提供する必要がある.その一つとして,消化管の動きによる不連続を検出し,連続画像群を医師に提示することが考えられる.撮影された小腸は,輪状筋と縦走筋の作用で生成される蠕動運動,分節運動が確認でき,そのときに現れる皺が画像内における特徴点になり得る.また,病変は種類によって見え方が異なり,明瞭な特徴点として現れない場合がある.そこで,従来研究の剛体,強特徴点追跡ではなく,本研究では特徴点が不明瞭で,小腸内部が柔軟構造で動くシーンにおけるロバストな追跡を行う. 手法として,明瞭でない病変の周囲にある明瞭な特徴を利用して,隣接画像間で明瞭な特徴の移動量を検出し,病変の移動後の位置を推定する.周囲の明瞭な特徴は複数あり,隣接画像間で対応づけられるが,正確な対応である保証はない.そこで,任意に選択した3点を組合せ,隣接画像における対応した3点のアフィン変換パラメータを求め,移動後の病変領域を投票する.この処理を全ての特徴点に対し行い,投票の大きな位置を,移動後の病変位置に決定する. 病変追跡は診断教育のコンテンツ生成に利用可能なだけでなく,画像の連続性判定にも応用できる.提案手法を用いて,特徴点の移動追跡を行い,追跡が途切れるフレームを検出する.さらに,特徴点がほとんど検出できない画像群に対しては,画像間類似度を求め,類似度が高ければ連続フレームと判定する.提案手法を利用することで,任意の画像で強い特徴は隣接画像でも追跡可能で,追跡が継続している区間は連続画像群であると定義でき,画像間類似度によって連続性を判定した.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)