2012 Fiscal Year Annual Research Report
心の健康維持のためのEmotional Fitnessの実践と検証
Project/Area Number |
22500193
|
Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
亀井 且有 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (20161234)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | AT(無酸素性作業閾値) / ニューラルネットワーク / コルチゾール / ストレス / 心拍数 |
Research Abstract |
運動に対する個人の適性への違いを考慮したEF(Emotional Fitness)実現のため、走者の運動後のストレスが最小となる最適運動強度を無酸素性作業閾値 (AT: Anaerobic Threshold) にもとづいて推定した。なお、ATとは有酸素運動から無酸素運動に切り替わるときの運動強度であり、個人の運動特性に影響を受けず、運動に慣れて ないものから慣れたものまで統一的に運動強度を扱うこ とのができる指標の1つと考えられる。本研究では、様々な運動適正をもつ被験者のトレッドミル走行実験を通して、ATを基準とした新しい運動強度基準と走行後のストレスとの関係を明らかにし、ATを基準とする最適運動強度指標の有効性を明らかにした。 トレッドミルを用いて8名の被験者に各個人のATの80%, 100%, 120%の目標運動強度で計3回の走行実験を行っ た。まず、閉眼座位安静を5分間した後, ウォームアップを5 分間行った。次に、4[km/h] から1分 ごとに1.0[km/h] ずつ速度を上げ、目標運動強度の誤差5%の範囲に入ってから30分間走行した。走行中目標運動強度から外れた場合、走行速度を0.5[km/h] ずつ加減速することにより、被験者の心拍数を目標運動強度誤差範囲に保った。その後クールダ ウンを行い、閉眼座位安静をしながら, 0, 10, 20, 30, 40, 50, 60 分のときにストレス計測を行った。計測項目は心拍数、唾液中コルチゾール濃度、快適度のための二次元気分尺度とした。 唾液中コルチゾール濃度については分析中であるが、その他の指標からATの80%が3指標の中では最もストレスが低いことが明らかととなった。今後は、コルチゾール濃度と合わせて、80%AT運動強度の有効性を確認する予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|