2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22500219
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
村上 晴美 大阪市立大学, 大学院・創造都市研究科, 教授 (40305644)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辰巳 昭治 大阪市立大学, 大学院・工学研究科, 名誉教授 (80124733)
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Keywords | 情報検索 / Web人物検索 / 情報抽出 / 情報要約 / NDC / 履歴書 / 地図 / 著者名典拠 |
Research Abstract |
研究の全体構想は「Web上の人物ディレクトリの開発」であり、「Web上の人物を選択するためのインタフェースの開発」を目的とする。具体的には、人物の「要約」手法と3種類のインタフェース(表、NDCディレクトリ、地図)を開発する。本研究における要約とは、人物を選択・理解するために有用な、情報の抽出、生成あるいは付与である。 23年度の主な成果は(1)NDCを用いた人物ディレクトリの改良と(2)人物の履歴情報を用いた地図インタフェースの開発である。 (1)NDCを用いた人物ディレクトリについては、22年度に開発したWeb上の人物にNDC9を付与する手法の評価実験を行った。実験結果に基づき、タイトル要素からテキストを抽出するように提案手法を改良した。改良した手法に基づき、NDCディレクトリの2種類のプロトタイプシステム(日本語と英語版)を開発、公開した。この結果ひろく評価検討が可能となった。 (2)人物の履歴情報を用いた地図インタフェースについては、Web上から学歴と職歴に相当する人物の履歴情報を抽出し、履歴書と並べて該当の位置情報を地図上に表示するインタフェースと手法を提案した。人物に関連する情報として学歴と職歴に着目し、地図上に表示する点に新規性がある。本研究の先行研究にあたる履歴書作成手法を利用することにより、Web上から位置情報を持つ学校名や組織名などをヒューリスティックな方法で容易に抽出できる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初予定どおり、当該テーマに関する知識と技術を持つ研究協力者が確保できている。
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Strategy for Future Research Activity |
研究分担者が退職のためぬけるが、当初予定どおりであり、また、24年度は最終年にあたるため特に問題はない。当初計画どおり推進する予定である。
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Research Products
(3 results)