2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22500231
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Research Institution | Gakushuin University |
Principal Investigator |
白田 由香利 学習院大学, 経済学部, 教授 (30337901)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 隆子 千葉商科大学, 商経学部, 准教授 (80551697)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 推論エンジン法 / 解法プラン / 演繹推論 / 債券数学 / 金融数学 / 意味モデル / 公式データベース / web:VisualEconoMath |
Research Abstract |
2012年度は,推論エンジン法に基づく経済数学のための学習支援システムを構築し,学部生の講義等で活用することができた. 本システム構築では,昨年度の研究成果である(1)解法プランXMLパーサー,(2)解法プラングラフ描画ツール,(3) TeXソースの画像化ツールを技術要素として利用している.システム構築のアドバイザーとして,オックスフォード大学ラーニングテクノロジーグループのMスタンウォース氏を学習院大に招聘し,ディスカッションを行い,その結果をシステム改善に役立てた.白田の著書「悩める学生のための経済・経営数学入門」(共立出版)にある文章題すべてを,本システムに入力し,学生が本システムによってこれらの問題の解説を見ることを可能とした.評価として,「経営数学1」履修学生に,アンケートを行い,それにより経済数学の学習における解法プラングラフ,及び推論エンジン法の有効性を示すことができた.本システムが提供する「解法プラングラフ」は,世界に類をみない,演繹推論過程の視覚化教材と我々は考えるので,世界に推論エンジン法を普及させるため,普及活動を行った.第一歩として,2013年2月,インドネシア国立大学電子工学部の学部2年生を対象に,経済数学の講義を行った.理解しやすいとの感想を得た.推論の重要さは理解してもらえたと,考える.ルール(公式,セオリー)の表示における視覚化の分野では,動くグラフィクスの電子書籍を出版した.内容は,債券数学であり,本研究の成果のひとつと言える.金融数学をグラフィクスにより分かるように教えるという普及活動としては,国際会議 DNIS2013(会津大), URKE2012(インドネシア,ジャカルタ)の他,数学教育実践研究会,日本経済研究センターの若手研究者むけレクチャ等実績を重ねた.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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