2010 Fiscal Year Annual Research Report
消費者発信メディアの発展がクチコミおよび消費行動に与える影響の研究
Project/Area Number |
22500235
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Research Institution | Rissho University |
Principal Investigator |
山本 仁志 立正大学, 経営学部, 准教授 (70328574)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
諏訪 博彦 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 助教 (70447580)
岡田 勇 創価大学, 経営学部, 准教授 (60323888)
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Keywords | 消費者発信メディア / クチコミ / 消費者行動 / 情報システム |
Research Abstract |
本研究の目的は二つある。第一に、CGM上におけるコミュニケーション発生メカニズムの分析をおこなう。これは、CGM空間上のコミュニケーションネットワークがいかにして生成されるのかを明らかにすることである。CGM参加者のどのような心理的態度が書き込みや閲覧という情報行動を引き起こし、更には参加者間相互のコミュニケーション連鎖を生じていくのかを明らかにする。 第二に、CGMに参加する個人の、どのような特性/態度が、メディア・市場に信頼をもたらすのか、を明らかにする、第一の課題で明らかになった消費者間ネットワークの発展により、そのネットワーク上でどのような情報流通がおこり、その情報流通がどのようなメカニズムで消費者のメディア・市場の信頼へと影響を与えるかを明らかにする。 本年度は、第一次調査としてCGMの利用のされ方を明らかにするために、「利用比率」「利用時間」「利用開始時期」「利用理由(閲覧・書込み)」などとユーザの特性間の関係を明らかにし、社会の中でそれぞれのCGMがどのように位置づけられているのかを明らかにした。 続く第二調査では、消費者基点のメディアであることに着目した調査をおこなった。これは、個人がそれぞれどのようなパーソナリティを持ち、どのような消費者特性を持っているのかとCGM参加の関係を明らかにする調査である。個人の消費者としての特性がCGMへの参加態度にどのような影響を与え、CGM上での情報行動につながっているのかを明らかにした。
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Research Products
(15 results)