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2010 Fiscal Year Annual Research Report

超小型ブドウ糖センサ及びインスリン皮下注入方式を組み込んだ携帯型人工膵島の開発

Research Project

Project/Area Number 22500411
Research InstitutionKumamoto University

Principal Investigator

下田 誠也  熊本大学, 大学院・生命科学研究部, 助教 (60398203)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 古川 昇  熊本大学, 大学院・生命科学研究部, 講師 (90335795)
荒木 栄一  熊本大学, 大学院・生命科学研究部, 教授 (10253733)
Keywords人工膵島 / インスリン注入ポンプ / 皮下注入アルゴリズム
Research Abstract

携帯型人工膵島を臨床応用に供するためには,システムの小型軽量化が必要であり,そのためには,インスリンリザーバースペースの削減を含めた次世代型インスリン注入ポンプの改良が必要である.その目的を達成すべく,市販されているカートリッジタイプのインスリンをそのまま用いるシリンジタイプのインスリン注入ポンプを試作した.このポンプが実用可能となれば,従来型携帯型人工膵島のようにインスリンを希釈したり,インスリン皮下持続注入療法continuous subcutaneous insulin infusion therapy(CSII)のように患者自身がインスリンを注射器で引く必要がなく,衛生面や管理面においても優れていると言え,スペースの削減によるシステムの小型化も可能となる.今回,シリンジタイプのインスリン注入ポンプを作成し,ポンプの基本性能を検証した.検証内容としては,1)送り精度,2)早送り流量,3)最小吐出量及び最大吐出量,4)送り詰まり,5)バッテリー寿命とし,これらの項目に関して,従来型携帯型人工膵島に組み込んだ小型ローラタイプの注入ポンプと比較検討した.尚,1),2)及び3)の実験に関しては,単位時間当たりのポンプ吐出量を変化させ,得られた液体の質量を電子測りにて測定し,それらをグラフ化して吐出限界を求め,算出した.また,4)の実験については,詰まり検出を試み,その結果に基づき,圧力センサによる詰まり警報の作成を行った.5)の実験については,1)から4)のスペックを維持するためのバッテリー寿命を検討した.主な結果は以下の通りである
従来型:送り精度±5%以内,早送り約30ml/h,最小吐出量50ml/h,最大吐出量120ml/h
次世代型:送り精度±1%以内,早送り約5ml/h,最小吐出量1ml/h,最大吐出量30ml/h

URL: 

Published: 2012-07-19  

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