2012 Fiscal Year Annual Research Report
磁気共鳴断層撮像装置における超高速無音撮像法に関する研究
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22500438
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
妹尾 淳史 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (00299992)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 磁気共鳴断層撮影装置 / 無音撮像法 / BURST法 / VERSE法 |
Research Abstract |
本研究の最終目標は,磁気共鳴断層撮像(MRI)検査の撮像時に全く騒音が発生せず,しかも臨床診断に用いられているコントラストと同等の画質が得られるという画期的な超高速撮像法を開発することである.MRI装置から発生する騒音を無音化することは,検査を受ける被検者や検査を施行する術者にとって得られる恩恵は計り知れない. 前年度に最適化したRF励起パルスに無音の勾配磁場を組み合わせた場合における,RFパルスと勾配磁場の印可時間について検討したが,本年度は最適化した勾配磁場が実際のMRI装置上でどの程度の騒音や加速度となるか、また通常のEPI撮像法と画質(信号雑音比)がどの程度変化するか比較検討した. 等価騒音レベルの検証では、通常の撮像法が85.6dBだったのに対し、本研究で開発した最適化した勾配磁場では76.3dBであった。暗騒音72.0dBなので、ほぼ静穏化が達成できた。加速度の検証では、通常のEPI撮像法が2.08m/s^2だったのに対し、本研究で開発した最適化した勾配磁場では0.20dBであった。信号雑音比の検証では、通常のEPI撮像法が385.2だったのに対し、本研究で開発した最適化した勾配磁場では102.7であった。 本研究で開発した超高速撮像法は静穏化に関しては従来の10分の一と劇的に低下させることが可能となったが、信号雑音比が従来の約4分の一まで劣化してしまった。この原因はRFパルスを最適化した勾配磁場に合わせて最適化されていないことが挙げられる。 今後は最適化した勾配磁場に合わせてRFパルスを最適化する方法をMRI装置に実装し、画質の向上に努めたい。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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