2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22500469
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
山野 眞利子 大阪府立大学, 総合リハビリテーション学部, 准教授 (80192409)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 糖尿病モデルマウス / 運動療法 / 栄養療法 / 骨格筋 / 中枢効果 |
Research Abstract |
糖尿病は高血糖により起こる全身への様々な障害と平行して、エネルギー代謝等に関与する脳機能の低下がおこる。特に視床下部にある摂食中枢の神経細胞の働きが大きく低下していることがその原因の一つであることを、実験動物を用いて神経科学的に証明することを目的とした。一昨年度は糖尿病動物に運動療法を施すと、上記の低下していた摂食中枢の神経細胞の働きが正常に近くなり、さらにその効果が数日間続くことを顕微鏡的・分子生物学的・行動学的に証明した。昨年度はさらに高蛋白食が末梢組織で効果を示すことを報告した。今年度は糖尿病マウスに高蛋白食摂餌と運動療法を組み合わせ検討した。【方法】昨年と同様、2型糖尿病を示すdb/dbマウスを用い、高蛋白食摂餌群と普通食群にわけた。さらに各自ケージに回転車を装着した運動群と、安静群の計4グループにわけた。運動群は回転運動数をモニターしながら4週間後に犠牲死させた。脳の視床下部にある摂食関連神経であるオレキシン神経細胞をターゲットとし、これらの神経の活動性の変化を核内に出現するc-fos蛋白をマーカーとして免疫組織化学的方法により詳細に検討した。さらに骨格筋の萎縮の程度を検討するため、ひらめ筋を含む下腿三頭筋を摘出し、筋線維の大きさの比較、筋タイプをミオシンtype1,type2抗体を用いて免疫組織化学的に染色し、遅筋、速筋のタイプ別の変化も検討した。【結果】高血糖を示すdb/dbマウスの脳内では普通食ではオレキシン神経細胞の核内に出現するc-fos蛋白は、コントロールのdb/mマウス比較して大幅に減少したが、高蛋白食摂餌群のうちdb/dbマウス運動群ではc-fos蛋白は増加した。骨格筋は高蛋白食運動群で萎縮が大幅に回復し、糖尿病において運動と高蛋白食の効果が認められた。また膵臓β細胞のアポトーシスに関連する物質を見つけ、以後糖尿病防止研究に発展させる予定である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)