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2010 Fiscal Year Annual Research Report

パーキンソン病に対するリハビリテーションの効果を明らかにする

Research Project

Project/Area Number 22500478
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

羽鳥 浩三  順天堂大学, 大学院・医学研究科, 講師 (20286735)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 長岡 正範  順天堂大学, 大学院・医学研究科, 教授 (10138258)
赤居 正美  国立障害者リハビリテーションセンター, 病院長 (80143452)
Keywordsパーキンソン病 / 無動 / 嚥下障害 / 嚥下造影
Research Abstract

パーキンソン病(PD)のリハビリテーションの効果を明らかにするために、PDの主要症候である無動について調査を開始した。無動を対象症候とするにあたって熟慮を重ね時間を要したが、無動はPDのほぼすべての運動障害に関わり進行期には殆どの治療が無効となるためリハビリテーションの介入が重要な役割を果たす可能性が高く、他の主要症候(振戦や固縮)は薬物治療や外科的治療が進行期においてもなお有効であることから、無動はすべての病期に関わる可能性がある非運動症状(自発性低下やうつ状態など)との関連性を調査する上でより適していると考えた。無動に関わる運動障害の一つにリズムの障害があり、無動に関連した他の症候の中からさらに具体的に嚥下障害を選択した。嚥下障害は肺炎などの合併症の要因となりPDの予後に大きな影響を及ぼすとともに病初期から潜在性に存在することが指摘されている。嚥下運動にはドパミン性神経伝達を介したコリン作動性神経伝達が関与し、複数の大脳皮質領域がその運動機能に関わることが示されている。このことは、当初の計画にあるMRスペクトロスコピー(MRS)によるコリン作動性神経活動の評価を行う上でより適切と考えられる。また、嚥下機能の評価には嚥下造影(VF)や筋電図など既に客観的な検査方法が確立されている。これらより、当初の目標であるPDの運動症状に対する非運動症状の関与における検討の一つとして、重症度の異なるPDに対しVFを施行し、特に嚥下運動関連器官の一つであるである舌骨動態を調査した。その結果、正常対照に比しPDでは舌骨運動速度の遅延が認められ、無動の高度な進行例でより顕著であることが明らかとなった。これより嚥下障害の進行には無動が密接に関与していることが推定される。さらに、MRS、L-dopa血中動態の追加検討を行い非運動症状の関与を検討する。これらは第48回日本リハビリテーション医学会学術集会(2011年6月)に発表する。

  • Research Products

    (2 results)

All 2010

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] Juvenile Muscular Atrophy of a Unilateral Upper Extremity (Hirayama Disease) in a Patient with CHARGE Syndrome2010

    • Author(s)
      Yagihashi, T., Hatori, K., Ishii, K Torii, C., Momoshima, S., Takahashi, T., Kosaki, K.
    • Journal Title

      Molecular Syndromology

      Volume: 1 Pages: 91-94

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 痙性対麻痺の歩行障害に振動刺激が有効であったNeuromyelitis opticaの一例2010

    • Author(s)
      林欣霓、林康子、長岡正範、寺門厚彦、羽鳥浩三、高梨雅史、牧雄介
    • Organizer
      第40回日本運動障害研究会
    • Place of Presentation
      東京
    • Year and Date
      2010-07-24

URL: 

Published: 2012-07-19  

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