2012 Fiscal Year Annual Research Report
培養筋芽細胞を用いたストレッチの最適有効量の決定と効果発現機序の解明
Project/Area Number |
22500491
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Research Institution | Kibi International University |
Principal Investigator |
元田 弘敏 吉備国際大学, 保健医療福祉学部, 講師 (30278999)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平上 二九三 吉備国際大学, 保健医療福祉学部, 教授 (60278976)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ストレッチ刺激 / C2C12細胞株 / Myogenin / Myosin |
Research Abstract |
機械的ストレッチ刺激が骨格筋細胞に及ぼす分化の影響をタンパク質レベルの発現で解析した。すなわち、マウス骨格筋由来のC2C12細胞株へのストレッチ刺激によるMyogeninタンパク質とMyosinタンパク質の発現量を、Western Blotting法と免疫染色法を用いて検討した。 Western Blotting法の結果、Myogeninタンパク質の発現量の変化はコントロール群では経時的に増加が見られ、ストレッチ刺激群では刺激24時間後に発現量はピークを示した。 Myosinタンパク質の発現量の変化は両群ともに12時間後に減少し、24時間後に増加のピークが認められた。 その際、コントロール群に比較しストレッチ刺激群は優位な増加が見られた。 Myogeninタンパク質は筋管細胞の分化に、Myosinタンパク質は骨格筋の収縮に必須のタンパク質と言われている。そのためストレッチ刺激はMyogeninタンパク質の発現を誘導し細胞分化に好影響を与え、その結果としてMyosinタンパク質の増加が観察されたことが示唆された。 免疫染色法では抗Myogenin抗体の使用でコントロール群とストレッチ刺激群ともにある一定の割合で細胞核での発現が認められた。Western Blotting法で示されたように、Myogeninタンパク質はコントロール群でも一定量の発現が認められたので免疫染色法での識別は困難であったと考えられる。これらから細胞周期依存的にMyogeninタンパク質が細胞核に発現し細胞の分化に関与したことが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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