2010 Fiscal Year Annual Research Report
認知症者のコミュニケーション障害の類型化に基づく包括的アプローチの開発
Project/Area Number |
22500494
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Research Institution | Kyushu University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
飯干 紀代子 九州保健福祉大学, 保健科学部, 教授 (80331156)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 弘幸 九州保健福祉大学, 保健科学部, 教授 (70331155)
飯干 明 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (20117477)
大森 史隆 九州保健福祉大学, 保健科学部, 助手 (70551307)
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Keywords | 言語聴覚療法学 / 認知症 / コミュニケーション障害 / 類型化 / 支援方法 |
Research Abstract |
本研究は、認知症者の8~9割にみられ、リハビリテーション(以下、リハ)や介護困難の要因となっているコミュニケーション障害について、(1)我々が既に開発した評価法を用いて包括的に評価し、(2)類型化(聴覚障害型、失語症型、高次脳機能障害型、構音障害型、それらの複合型等)し、(3)タイプごとのコミュニケーションアプローチを開発して、その効果を検証することを目的とする。 平成22年度の研究実施計画は、認知症者のコミュニケーション障害の評価実施(上記(1))と、類型化(上記(2))であった。研究成果は以下の通りである。 1)Alzheimer型認知症85例、その他10例、計95例に、コミュニケーション機能、認知機能、感覚機能の評価を実施した。 2)得られた結果を統計的に分析し、コミュニケーション障害の類型化に着手した。現在、分析継続中である。 3)コミュニケーションアプローチに関する研究者であるオハイオ州立大学のBourgeois博士を訪れ今年度の成果を報告するとともに、次年度の研究計画について情報交換した。 4)日本老年精神医学会、認知神経科学会、高次脳機能障害学会にて、研究成果を公表した。
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Research Products
(7 results)