2012 Fiscal Year Annual Research Report
機能的電気刺激を用いたパワーリハビリシステム利用時におけるバイオメカニクス的評価
Project/Area Number |
22500522
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Research Institution | Akita National College of Technology |
Principal Investigator |
宮脇 和人 秋田工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (00390906)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小笠原 雄二 秋田県産業技術センター, その他部局等, 研究員 (20390908)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | リハビリテーション / 機能的電気刺激 / バイオメカニクス / 機械力学・制御 / ローイング運動 / モデルベースシミュレーション |
Research Abstract |
高齢者,下肢麻痺者が、効率的かつ効果的な全身運動をおこなうために,総合的に取り込めるようなパワーリハビリシステムの開発を行った.本システムは全身運動を行うためにローイングマシンをベースとしている.ローイングマシンはローイング運動と呼ばれるボートを漕ぐ動作を室内でも行うことができる機器であり,筋力強化だけでなく有酸素運動にも効果のある運動補助機器ある.この有酸素運動は脂肪の燃焼に適した運動であるため,生活習慣病の原因の一つである肥満の改善に効果的である.そのため,健常者にローイングマシンを使用してもらい,その時の心拍数を計測した.同時に使用者の接地面のみに着目し圧力分布測定装置を用い,ローイング運動時の座面の圧力と足裏の圧力を計測した.実験は2種類のローイング運動で計測を行なった.実験①ハンドルの有無におけるローイング運動と,実験②ストローク速度変化におけるローイング運動である.実験①は通常のローイング運動はハンドルを引きつけて上半身も動かす全身運動であるが,ハンドルを握らず足の動作だけのローイング運動との比較を行った.実験②はローイング運動のストローク速度を10st/min,30st/minにした時の2パターンで計測をおこなった. 20st/minのローイング運動で,ハンドル有りとハンドル無しの心拍数を比較すると,平均心拍数,最大心拍数ともに,ハンドル無しよりもハンドル有りの方が大きいことがわかった.ハンドル無しからハンドル有りへと変化させたときの平均・最大心拍数の平均増加量は,平均心拍数で31.5%,最大心拍数で33.3%となった.次に座圧の測定結果に関しては,ローイング運動の速度が上がったとしても,重心は左右にぶれないことがわかった.つまり,実験に使用したローイングマシンは,10st/min~30st/minの範囲では,上半身の重心は左右方向にぶれにくいと考えられる.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)