2012 Fiscal Year Annual Research Report
教員養成課程における間身体コミュニケーション力育成のための評価システムの構築
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22500543
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
廣兼 志保 島根大学, 教育学部, 准教授 (00234021)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大橋 奈希左 上越教育大学, 学校教育研究科(研究院), 准教授 (90283043)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 教員養成課程 / 体育 / 授業 / 間身体コミュニケーション / 評価 / 体ほぐし / ダンス |
Research Abstract |
前年度までの研究成果をもとに研究授業を行い、以下の①~④を実施した。①~③の具体については紀要等に論文や実践報告を発表した。 ①学習者が学習目標を活動の指針として意識できる学習環境づくりを提案できた。毎時の授業で、前年度の研究成果に基づいて作成した単元の評価項目一覧を掲示し、常に学習者が確認できるようにした。また、毎時の授業冒頭に本時の展開を伝達し、本時の学習目標と個々の学習活動が対応する評価項目についても伝達した。 ②学習者自身に成果がフィードバックできる自己評価と相互評価のための評価ツールを設計し、活用できた。「学習の記録」シートを作成し、毎時の授業終盤で学習者がシートを用いて単元の評価項目に基づき学習活動の成果と課題を自己評価できるようにした。単元終了時には学習者自身が全記録を見て学習成果の軌跡を確認できた。 ③24年度の研究授業の成果を、日本教育大学協会保健体育・保健研究部門全国創作舞踊研究発表会において、全国から集まった教員養成課程の学生と教員を対象にワークショップ形式で発表した。ワークショップでは、初対面の学生同士が誰とでも分け隔てなく関わることを目標に、研究授業で実施した活動を展開した。このことにより、研究対象である教員養成課程の学生と教員に対して広く研究成果を発信できた。 ④単元終了時の学習者の内省文から「単元の評価項目に照合して学習者が肯定的に評価する、他者の言動は何か」を調査した。今後は調査結果の分析を進め、学習者が相互に望ましい言動であると評価する言動を明らかにする。その結果をもとに、学習者自身の自己受容・他者受容・他者理解の観点から「どんな状況下でどんな行動ができればよいか」に関する評価項目の作成を試みたい。体ほぐし領域には教員による客観的な評価のための評価項目や評価ツールが確立されておらず、今後の本研究の進展による評価項目や評価ツールの開発が期待される。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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