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2010 Fiscal Year Annual Research Report

バドミントンの絶対評価基準作成とハンディキャップ制に関する研究

Research Project

Project/Area Number 22500546
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

日高 正博  長崎大学, 教育学部, 准教授 (80452853)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 後藤 幸弘  兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (00047391)
Keywordsバドミントン / 攻守一体型球技 / 絶対評価基準 / ハンディキャップ制 / 中学生 / ハイクリアー / 動作得点
Research Abstract

本年度は,まず,バドミントンの技術の構造化を試みた。すなわち,ホームポジションと打点位置との効率的な移動運動の繰り返しであるフットワークを基礎技術(土台)として,その上に「ストローク(打動作)」という基本技術を柱とし,「オーバーヘッドストローク」「サイドアームストローク」「アンダーハンドストローク」へと枝分かれしていくように構造化した。
次に,学習者がバドミントンのゲームを楽しいと感じるのはどのようなゲーム様相であるのかを,ラリー継続回数及び決定ショット数から検討し,楽しさを保障するためのゲームの姿を,大学生を対象に明らかにしようとした。その結果,ゲーム敗者においてはラリー回数が増えればゲームで感じる楽しさも大きくなる傾向のあることが認められた。また,ゲームに負けても楽しかったと感じる平均ラリー回数は4回以上で,ラリーが続かないことがゲームを楽しめない理由になり得ると考えられた。さらに,ハンディキャップ制導入ゲームではその影響のあることが認められた。
そこで,バドミントンの技能差を埋めるために2種類のハンディキャップ制(コート縮小)を導入した際の有効性を,大学生を対象に検討した。その結果,サイドラインを狭めるよりエンドラインを狭めた方がより点差を縮め得た。また,縮小コートのゲームは,技能下位者のラリー継続や決定ショットの楽しさを高め得ることが認められた。
一方,学習者の技能レベルを評価する指標として,オーバーヘッドストロークから打ち出されるハイクリアーの動作得点化を試みた。その結果,ハイクリアーのフォームは8つに分類され,打動作の効率性から得点化された。また,動作得点と打ち出されたシャトルの初速との間に有意な相関関係(r=0.772(p<0.01))が認められ,作成された動作得点は,一応妥当と考えられた。

  • Research Products

    (3 results)

All 2011 2010

All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] バドミントンのゲーム様相と楽しさの関係~ハンディキャップ制確立に向けての基礎的研究~2011

    • Author(s)
      日高正博, 後藤幸弘
    • Journal Title

      研究論文集-教育系・文系の九州地区国立大学間連携論文集

      Volume: 4(2) Pages: 1-16

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] バドミントンにおけるコート縮小によるハンディキャップ制導入の影響~大学生を対象として~2011

    • Author(s)
      日高正博, 後藤幸弘
    • Journal Title

      長崎大学教育学部紀要 教科教育学

      Volume: 51号 Pages: 65-76

  • [Presentation] バドミントンにおける技能評価基準作成の試み-ハイクリアーの動作得点化-2010

    • Author(s)
      日高正博, 下釜未来, 後藤幸弘
    • Organizer
      日本教科教育学会
    • Place of Presentation
      弘前大学
    • Year and Date
      2010-10-03

URL: 

Published: 2012-07-19  

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