2012 Fiscal Year Annual Research Report
元気はつらつ投げ続けるための年少野球選手における投球動作の基礎的研究
Project/Area Number |
22500587
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Research Institution | Sendai University |
Principal Investigator |
宮西 智久 仙台大学, 体育学部, 教授 (20285646)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 英孝 電気通信大学, 情報理工学(系)研究科, 准教授 (20303018)
図子 浩二 筑波大学, 体育系, 准教授 (70284924)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 野球送球動作 / 児童青年期内野手 / 小学・中学・高校・大学生 / 3次元動作分析 |
Research Abstract |
【背景】我々はここ数年、中学・高校・大学生内野手の送球動作に着目しその動作を比較分析した報告を行ってきたが、いずれの報告も小学生内野手の動作を含めたものではない。【目的】本研究では小学生(以下E群)と既存の中学(J群:18名)・高校(H群:20名)・大学生(U群:16名)内野手から得られた各種動力学データに基づいて各年代群の送球動作特徴について発達学的観点から総合的に比較検討し明らかにしようとした。【方法】保護者承諾の下実験協力の同意を得たリトルリーグ所属の小学生内野手22名(10.5±0.9歳)が実験に参加した。被験者には遊撃手定位置からその前方一塁ベースよりに転がした球を捕球させた後、一塁ベース上に設置した的(投距離21m、高1.7m×幅1.4m)へ向かって全力で素早く送球するよう指示した。それらの動作を2台の高速度カメラを用いて撮影した後、的に命中しかつ各自内省の最もよい試技を3次元画像分析した。【結果】身長及び体重はHとU群間を除いて各群間に統計的に有意な差が認められ、年代が上がると共に増加した。球速はE<J<H<U群の順に有意に大きかった。投射高はJ群が他の群よりも有意に大きく、投射角はE群、J群がH、U群よりも有意に大きかった。【結論】投げ出されるボールの初期パラメータの相違は物理的投条件(投距離、的寸法)と各年代群の球速、投射高、投射角に密接に関連していることが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)