2012 Fiscal Year Annual Research Report
暑熱環境下における脊髄損傷競技者の発汗機能と自律神経、内分泌、免疫応答
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22500610
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
管原 正志 長崎大学, 教育学部, 教授 (20039564)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田井村 明博 長崎大学, 水産・環境科学総合研究科, 教授 (10136624)
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Project Period (FY) |
2010-10-20 – 2013-03-31
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Keywords | 脊髄損傷競技者 / 暑熱環境 / 発汗機能 / 体温調節反応 / 発汗量 / 内分泌 / 免疫 |
Research Abstract |
24年度は、暑熱適応下での競技形態による体温調節について検討した。 被験者は、23年度と同様である。すなわち、暑熱環境下での一定の運動負荷により平均発汗量より発汗が多かった脊髄損傷男子競技者4名(脊髄損傷競技者N群)、発汗が少なかった脊髄損傷男子競技者4名(脊髄損傷競技者L群)、及び健康な大学男子長距離競技者5名(大学生競技者S群)を対象とした。環境温度は気温28℃、湿度85%、WBGTで28℃であった。運動負荷条件として脊髄損傷競技者N群・L群は24Km/時、大学生競技者S群は13Km/時のペースで60分間運動を実施した。尚、水分補給は自由とした。測定は、陸上トラック競技場において夏季(9月)に実施し、以下の項目を、安静時、運動終了直後、回復30分経過時に実施した。測定項目は、発汗量、全身4か所の皮膚温、心拍数、鼓膜温、ヘマトクリット値、カテコールアミン、好中球の活性酸素産生能、血清総抗酸化能(TAA))である。 暑熱環境下での安静時の体温調節反応は、脊髄損傷競技者N群、脊髄損傷競技者L群と大学生競技者S群ともに大きな差異はなかった。運動負荷による体温調節反応は、脊髄損傷競技者L群が発汗量と平均皮膚温、産熱量、深部体温等で脊髄損傷競技者N群より劣る傾向にあった。活性酸素産生能については、脊髄損傷競技者N群、脊髄損傷競技者L群と大学生競技者S群で差異は認められなかった。暑熱環境下においての脊髄損傷競技者の体温調節反応は、脊髄損傷競技者L群が脊髄損傷競技者N群より劣る傾向であり、発汗機能の差異が暑熱下運動時の体温調節に影響を及ぼしていることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)