2012 Fiscal Year Annual Research Report
運動によるモノカルボン酸輸送担体発現機序におけるAMPキナーゼ活性効果の検証
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22500616
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Research Institution | Osaka University of Health and Sport Sciences |
Principal Investigator |
浜田 拓 大阪体育大学, 体育学部, 准教授 (00466294)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 達也 京都大学, 人間・環境学研究科(研究院), 教授 (00314211)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | MCT / AMPK / AICAR / caffeine |
Research Abstract |
本研究では骨格筋におけるモノカルボン酸トランスポーター(MCT)の発現は、AMPK活性化効果を介して増加するという仮説を検証するため、AMPK活性化剤となる5-aminoimidazole-4-carboxamide ribonucleoside (AICAR)とカフェインを用いてMCT1とMCT4 mRNAとタンパク質量に対する効果を検証した。雄性SD ラット(~100g)から滑車上筋を単離し、AICAR (0.5mM)及びカフェイン(1mM)含有の酸素化された培養液で長時間インキュベーションを行った。また、カルシウム阻害剤のダントロレンの作用を調べるため、培養液にカフェインとダントロレンを添加してインキュベーションも行った。MCT1とMCT4のmRNAとタンパク質量を解析した後、コントロール筋と比較した。その結果、AICARとカフェインはAMPKのリン酸化を増加させた。ダントロレンは、カフェインによるAMPKリン酸化を抑制した。AICARとカフェインはコントロール筋に対してMCT1とMCT4 mRNAを有意に増加させたが、タンパク質量には影響しなかった。カフェインによるmRNAの増加はダントロレンによって抑制された。本研究の結果から骨格筋のAMPK活性化は運動由来のMCT1とMCT4 mRNAを増加させる因子の1つであることが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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