2011 Fiscal Year Annual Research Report
若年性肥満を予防・改善するための包括的な介入保健指導に関する研究
Project/Area Number |
22500655
|
Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
高木 直 山形大学, 地域教育文化学部, 教授 (80113926)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大森 桂 山形大学, 地域教育文化学部, 准教授 (50344784)
三原 法子 山形大学, 地域教育文化学部, 講師 (80533687)
楠本 健二 山形大学, 地域教育文化学部, 講師 (90398008)
山岸 あづみ 山形大学, 地域教育文化学部, 助教 (00400531)
|
Keywords | 生活習慣病 / メタボリックシンドローム / 大学生 / 介入保健指導 / 食育 |
Research Abstract |
本研究の目的は、将来的なメタボリックシンドロームの予防のため若年性肥満者に対する有効な介入保健指導の在り方について検討し明らかにするものである。昨年度までは、ベースライン時における基礎データの収集および解析を行った。新入生を対象とした健康診断にて肥満(BMI ; 25<)と判定された学生(肥満群)を抽出し、インフォームドコンセントにより研究参加への同意を得た。同時に非肥満群としてボランティアの学生を募集し確保した。すべての対象者に対してベースラインの調査として、生活習慣・食習慣調査(起床・就寝時間、運動歴、健康に対する意識、食事摂取)および習慣的な栄養素および食品群の摂取量調査(簡易型自記式食事歴法質問票 ; BDHQ)を行った。また、身体計測(身長、体重、血圧、体脂肪率、骨密度)および血液検査を行った。これまで、肥満学生の生活習慣および食習慣の背景については一部学会で発表を行ってきた。栄養素摂取状況調査を行い、栄養指導の有無による食習慣変化および体格の改善についての解析を進めている。指導により食事に対する意識の変化等が伺える傾向がみられた。血液成分の分析からはこれまでよく研究がおこなわれているアディポカイン(アディポネクチン、レプチン等)を中心に若年性肥満との関連性および介入保健指導によるパラメーターの変化について解析中である。また、新たにメタボリックシンドロームの指標となりうる因子の検索も行っている。今後は、これまで行なった調査の解析を進め、結果をまとめていく。また肥満解消に効果的な健康教育のあり方についても教材の開発、指導案を含めて検討していく。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
大学の健康診断を利用し、肥満に分類される大学生の抽出を行い、計画書内に記載している、栄養素摂取状況をはじめとした調査を行なってきた。実際に介入しどうも行い、肥満解消に向けた効果も見られている。 このまま、解析を進め、改善プログラムの作成を行なっていく。
|
Strategy for Future Research Activity |
データの分析と、結果をまとめる。 健康教育の具体的な内容について教材の開発も含めて検討する。
|
Research Products
(4 results)