2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22500660
|
Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
鈴木 英樹 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (40235990)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今泉 和彦 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (60145068)
辻本 尚弥 久留米大学, 健康スポーツセンター, 教授 (70299519)
|
Keywords | 筋萎縮 / ギプス固定 / クレンブテロール |
Research Abstract |
本年度はギプス固定により起こる後肢の筋萎縮におけるCLE投与の影響に関する研究の基礎データを得ることを目的に行った。実験飼育期間は10日間とした。実験動物は14週齢時に購入し、予備飼育後の15週齢時に群分けを行った。ギプス群にはペントバルビタール麻酔下(50mg/kg)にて、弛緩した状態で、包帯式ギプス(スコッチキャスト、3M社製)をもちいて膝関節と足関節の固定(resting angle)を行った。(Booth & Kelso,1973)。CLEは毎日1.0mg/kgを脛背部皮下より投与し、対照群と不使用群には当該量の生理食塩水(0.9%NaCl)を同様な方法で投与した。採用するCLEの投与量は、既に研究分担者が他の系のラットではあるが、その効果が骨格筋に現れることを確認している。 採血は群分け時、飼育期間中一日毎、終了時に行った。採取した血液は血漿コルチコステロン、成長ホルモン、インスリン様成長因子の濃度測定を行った(早稲田大学大学院:佐藤章悟)。飼育期間後に摘出した後肢右側の各種骨格筋の収縮タンパクおよび全筋タンパク質量(研究分担者:辻本尚弥)。β_2-アドレナリン受容体mRNAの発現量およびその発現に関与する転写調節因子(CREB,GR)、転写後調節因子(HuR,AUF1)の測定・解析を行った(早稲田大学大学院:佐藤章悟)。現在、左側の骨格筋を用いて組織化学的分析を進めている最中で、各骨格筋の筋線維タイプ別の筋線維横断面積を求め、筋線維の酸化系能力の解析を合わせて行っている。(研究代表者)。なお、本年度の研究成果の発表はなかったが、23年度の国内学会、国際学会にて発表の予定である。
|
Research Products
(1 results)