2012 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者の筋力と血流量を維持・改善するための運動プログラムの作成
Project/Area Number |
22500662
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
石原 昭彦 京都大学, 人間・環境学研究科(研究院), 教授 (90184548)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 高齢者 / 筋力 / 筋持久力 / 血流 / 歩行 / 運動プログラム |
Research Abstract |
筋活動中に血流を維持できれば積極的な筋活動を継続できると考えた。本研究では、高齢者の筋力と血流を維持・改善するための運動方法を明らかにすることを目的とした。 健康な60歳代 (男性11名、女性8名) と70歳代 (男性7名、女性6名) の高齢者を用いて、大腿部の屈曲および伸展での最大筋力・筋持久力と血流を測定した。その後、被験者を低強度 (男性9名、女性7名:1時間に3km進む速度)、または高強度 (男性9名、女性7名:1時間に4.5km進む速度) の2グループに分けて、 30分の歩行を4週間 (週5回) にわたって継続し、筋力と血流を測定した。 年齢に関係なく大腿での血流が多い被験者ほど筋力発揮の持続時間が長くなる結果を示した。4週間の低強度の歩行によって、最大筋力、筋持久力と血流に変化は認められなかった。一方、4週間の高強度の歩行によって、筋持久力と血流の増大が認められた。また、この傾向は、年齢の高い被験者ほど顕著であった。 本研究では、年齢に関係なく走速度の違いによって筋持久力と血流に及ぼす効果に違いが認められた。すなわち、速い速度での歩行を継続した被験者で筋持久力と血流の増大が認められた。また、年齢の高い者ほど筋持久力と血流の低下が著しく、一方、年齢の高い者ほど速い速度での歩行による筋持久力と血流の増大が顕著であった。 これらの研究成果より、血流と筋持久力には密接な関係が認められること、高齢者でも強度の高い運動を継続すれば、筋持久力や血流に改善が認められることが明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)