2012 Fiscal Year Annual Research Report
社会的価値行動促進のための家庭科教育におけるESD教材集作成
Project/Area Number |
22500700
|
Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
財津 庸子 大分大学, 教育福祉科学部, 教授 (70325695)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 消費者教育 / 環境教育 / ESD / フェアトレード / 家庭科 / 教材開発 |
Research Abstract |
研究目的としている家庭科教育におけるESD教材集作成にむけて、研究計画に基づき、海外および国内調査を行い、授業実践による検証を行った。その結果をまとめ、指導案と教材を提案した。 1.海外および国内調査:生産者の状況把握の追加調査としてネパール調査を行い、せっけん生産者の現状を把握するとともに被服教材としてのフェルトの可能性を見出した。国内調査としては札幌・東京の調査を行い、基礎資料を得ることができ、これまでできなかった地方の大都市の状況把握もできた。 2.体験活動を含むフェアトレードや環境配慮に関する授業実践の実施と検証:大分大学教育福祉科学部附属中学校4クラスにおけるバングラデシュカレーの調理実習を含むESDの視点から生活を見つめなおす授業実践を実施した。同じく附属中学校における環境配慮に関する実験を含む住居学習の実践、公立中学校における古布のパッチワーク作家を招いた実践。県立高等学校における古布リサイクルしおり作成を含む環境とフェアトレードを総合的に学習する実践、排出抑制に関する附属小学校における実践など小中高のそれぞれにおいて授業実践し、検証を行った。各実践の指導案を報告書に提示し、成果と課題をとりまとめた。体験活動を取り入れることによって生活文化を理解することもでき、自分の生活基盤をあらためて認識し、課題をふまえた見直しにつながったことが推察された。 3.研究成果の公表:昨年から今年にかけて実施した授業実践の成果を学会等で発表するとともに論文として投稿した。さらに社会的活動として講演の機会を得たので、一般の方にも紹介することができた。研究全体として理論編と実践編を含む報告書を作成することができた。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(5 results)