2012 Fiscal Year Annual Research Report
肢体不自由者にも適用できる衣服設計理論の構築に関する調査研究
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22500706
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Research Institution | Kobe Design University |
Principal Investigator |
見寺 貞子 神戸芸術工科大学, デザイン学部, 教授 (10268576)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 片麻痺者 / 衣服設計 / 衣服デザイン / 快適な衣生活 / 三次元人体計測 / ユニバーサルデザイン / 肢体不自由者 |
Research Abstract |
本年度は、衣服設計における基礎的形態の中から、片麻痺者の立位・歩行に対応できる「しわ」や「ずれ」のない美しい衣服形態要素を抽出することを目的とした。研究方法として、自然型姿勢に分類した50歳代の女性被験者1名を選定し、16着の衣服形態サンプルを着用してもらい、立位・歩行における美しい衣服形態を評価し分析した。衣服形態サンプルの「襟ぐり」はラウンドネックとボートネック、「シルエット」はHラインとAライン、「袖」はセットインスリーブとラグランスリーブの2種類ずつを組み合わせた8着のサンプルに前中心とバイアスの2種類の布の「地の目」を加え、計16着のサンプルを製作した。評価・分析方法は、片麻痺者の立位・歩行に対応できる美しい衣服形態を選定する為、着崩れの観点から衣服形態視覚評価を行った。さらに、美しい衣服を製作するには、襟ぐり、シルエット、袖のどの形態に焦点をあてるべきかを導き出す為、重回帰分析にて総合評価に及ぼす各評価要素の影響について明らかにした。 衣服形態視覚評価では、「しわ」「ずれ」については「襟ぐり」「シルエット」「袖」に関する項目で3段階評価、さらに各サンプルで5段階の総合評価を行った。評価方法は、衣服設計製作を専門とする神戸市内の大学・専門学校生84人を対象に実施した。重回帰分析では、衣服形態視覚評価における総合評価を目的変数、各項目を説明変数として、総合評価を各項目で予測できるか、この総合評価の予測に有意に影響する項目があるかを調査した。 結果として、前中心の地の目で、Aラインのようなゆとりのある形態をラウンドネックの襟ぐりで固定する形態が有用であることが明らかとなった。特に、立位・歩行ともに、襟ぐりに留意する必要があり、ラウンドネックで襟ぐりを固定することで着崩れを防ぐことが可能となることが明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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