2012 Fiscal Year Annual Research Report
温度センサー(イオンチャネル)を用いた地域特産食品の機能解析
Project/Area Number |
22500732
|
Research Institution | University of Shizuoka |
Principal Investigator |
守田 昭仁 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 助教 (40239653)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | イオンチャネル / 地域特産品 / 脂肪肝 / 体熱産生 |
Research Abstract |
地球温暖化対策として、地域産業の振興対策として地産地消を目指す食品であっても、地域ごとに食生活の偏りや栄養バランスの欠如を生じさせない為、地域ごとに異なる食材に存在する類似した機能成分を探索している。そこで、肥満予防に有効な体熱産生促進作用を有する身体の温度センサー(イオンチャネル)を賦活する食品成分を「温熱寒涼」野菜のこれまでの結果をベースに、静岡県特産品に関して探索した。 これまでに、農産物を凍結乾燥後、有機溶媒で抽出後、HPLCで分画する方法を確立し、温度センサーとしてTRPV1/TRPV2/TRPV3/TRPA1の活性測定法を確立し、静岡県特産品ナシ・イチゴ・ネギエシャ・コリアンダー・ニンジンなどを評価した。各素材の抽出成分の温度センサーに対して弱い生理活性はしめすものの、強い生理活性を示す成分は見いだせていない。 また、温度センサーを賦活する成分の評価法として、マウスにアルコールを単回投与し、急性脂肪肝を形成するモデルを作成した。アルコール摂取6時間で急性脂肪肝が生じ、脂質代謝のみならず糖代謝も大きく変動していることが判明した。温度センサー賦活成分をこの急性脂肪肝モデルに投与することで、体熱産生の促進にともなう脂肪肝予防効果を検出できると考えている。 本研究で確立した各手法を用いて、今後さらに静岡県特産品の評価を継続する。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|