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2010 Fiscal Year Annual Research Report

漁村の海藻食に学ぶーその探索と現代食への応用

Research Project

Project/Area Number 22500748
Research InstitutionKacho Junior College

Principal Investigator

豊原 容子  華頂短期大学, 生活学科, 准教授 (50241211)

Keywords海藻 / 伝統食 / 機能性成分 / 調理
Research Abstract

全国の漁村における地域的な海藻食の実態調査を行ない、その健康への寄与について検証するとともに、一般的な利用促進を進めることを目的として研究を進めてきた。
本年度、調査を実施した主な調査地域は、北海道(昆布以外のその他の海藻の水揚げ量が多い日高地区)、和歌山(田辺・白浜地区)、島根(西部地区)、沖縄(那覇・泊、糸満地域)である。実施計画において調査を予定していたが本年度に調査を実施できなかった地区については、次年度に継続して行う予定である。当初、各地域の漁村民個人に対するアンケート調査を計画したが、和歌山での予備調査の結果有効な回答が得られなかったことや各地の漁協での聞き取り調査から有望な海藻食に関する情報が得られたことから、個人にむけたアンケート調査を行なわず、各海藻食に関する現地での聞き取り調査に移行した。
これらの調査から明らかになった地域特有の海藻食の中で、特に北海道地区全般で採取され摂食されているアカバギンナンソウ(スギノリ科の紅藻Mazzaella japonicua (Mikami) Hommersand)に着目し研究を進めている。ギンナンソウについては、聞き取り調査から摂食による有効な薬理効果は明らかになっていないため、現在一般成分分析などを進めている。
また、有効であることが判明した海藻を広く現代食に取り入れていくためには調理法などの工夫が必要であると考えられる。そのため、海藻の食法について、日本各地の伝統食に関する文献や調理本に書かれている調理法だけにとどまらず、世界の海藻調理法についても情報収集を行っている。

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Published: 2012-07-19  

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