2010 Fiscal Year Annual Research Report
食育体験を通して小・高・大学生が共に学びあうピア・エデュケーションの実践的研究
Project/Area Number |
22500763
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
住田 実 大分大学, 教育福祉科学部, 教授 (90136771)
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Keywords | 食育 / 食育教材研究 / ピア・エデュケーション / 食育プログラム / 学校栄養教育 / 食育体験 |
Research Abstract |
22年度においては、〈地域に根ざした食教育内容・教材・方法〉とピア・エデュケーションとの相乗的教育効果の追究をめざして以下のような研究を実施した。 本研究のメインテーマである「高校生と児童、及び大学生が共に学びあうピア・エデュケーション(食教育)の継続実践」について、本科学研究費獲得以前から継続している学校現場の過去8年間にわたる実践内容を「教材研究」の視点から考察を加え、その成果をもとに9年目の計画を企画した。 そして9年目となる「高校生と児童のピア・エデュケーション交流(安心院高校と佐田小学校)」の教育実践にあたっては、事前の「教育内容・教材研究」を高校生並びに高校側担当教員と共同で取り組みくんだ。実践構想に当たっては、過去の児童のアンケート調査結果の分析をもとにするとともに、実践当日は記録を担当し、また学校側からの求めに応じて「佐田小児童と安心院高校生の食育9年間の歩み」について児童・教職員を対象に講話を行った。なお、大学生と小学生のピア・エデュケーション実践の一部は、『毎日新聞(大分版)』(2010年9月11日)により報道された。 さらに食育体験活動の記録の一部は、農林水産省(分担執筆:住田実)『子どもが変わる・地域が変わる・教育ファーム事例集』農林水産省、pp.104~109、2011年において発表した。
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