2012 Fiscal Year Annual Research Report
既習事項を活用して問題を解決する能力の育成を意図した算数科授業の実証的研究
Project/Area Number |
22500798
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
中野 博之 弘前大学, 教育学部, 教授 (30400120)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 享史 山梨大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (70303394)
田端 輝彦 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (80344745)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 活用する力 / 授業改善 |
Research Abstract |
今年度は22年度23年度の成果を基に,活用する力の育成を意図した授業プランを改善し教授実験を行いその成果を省察した。青森では,小学校5年生の合同について,小学校6年生の平均について,授業プランを作成し教授実験を行い,その成果を省察した。その結果,合同の学習では,図形の決定条件活用を導入素材とすること,平均では分布の様子を活用して考えるようにすることが子どもの活用する力を育てることに役立つことが明らかになった。 また,これまでの成果を東京の小学校で一般の教員がどの程度その成果を生かして子どもの活用する力の育成に貢献できるか省察するために,7回の教授実験を行った。そこでは,いくら教材を開発しても教員自身が算数の問題で活用する経験を積んでいないと教材のもっているよさを生かしきれないという実態が明らかになった。そこで,教員自身に活用すること経験させる教材を開発して,教授実験の前に活用する力を経験できるようにした。 このように開発された教材は日本数学教育学会論文発表会や姫路での研究会においてその成果を発表し,広く成果を広めるようにしてきた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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